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時を越えて、君を想う 。...刀剣乱舞

第1章 審神者として



―……!!


「わっ!!!」



長い廊下を歩いていると、バタバタと激しい足音が少し聞こえて次の瞬間には背後から衝撃が走った。



「ちょっと~!もし俺が敵だったら、主このまま切られてるよー?」


いつもこの調子だ。
首元から伸びている手の指先は赤。見ると少し土が付いていた。


「清光は敵じゃないし、敵はそんなにバタバタ走らない。」


手を払うことなく、そのまま向き合うように体制を変えた。
少しつまらなさそうな顔をしているのが、加州清光。


…そして


「も~、清光ぜんぶ僕に持たせて勝手に帰るな!」


毎回の事ながら、清光に振り回される損な役回りだと思う。
明らかに、清光より色んな所を汚して帰ってきたのが、大和守安定。



「…安定おかえり。お疲れ様。」


私がそう言うと、安定は決まって少し困った顔をして笑う。




これも、毎回のこと。

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