第2章 修業
クロバ「陰陽遁というのは
「陰」と「陽」の性質変化のことだ。
陰遁は想像を司り、精神エネルギーを元に作られている。
一方、陽遁は生命を司り、身体エネルギーを元に作られている。
その両方を同時に行うことで
万物創造の術が出来るんだ。
形をまず陰遁で作り、陽遁で生命を吹き込む。
六道仙人が使っている万物創造の術は
陰遁と陽遁から作られていてだな。
俺たちは、万物創造の力を使えるだろう?
それと対照的な力を持つ「万物の破壊」を行うことができ、
これによる攻撃を受けると、
あらゆる再生能力が無効化されるんだ」
ケイト「へぇ~」
クロバ「だから、さっきのは
チャクラをもとに炎を作り出しただろ?
あれは、陰陽遁の万物創造の力なんだ。
だから、火遁じゃない」
ケイト「なるほど~!」
クロバ「まずは、チャクラの相性から見ないとな^^」
その言葉と共に、取り出したるは…
一枚の紙だった…
ケイト「う?」
クロバ「俺たち一族には変わった眼がある。解ってるか?」
ケイト「どっがん!(両拳上げる」
ずこぉ!
そんな言葉に対し、思わずずっこけた。
クロバ「ははっ^^;違う違う;」
レイナ「性質を見抜くには
チャクラに反応する材質で作られた紙を使うのが一般的だけど
私たちは、眼で見て
どの性質に合っているのか、どの性質変化を使えるのか
どれほどチャクラが残っているのかまで見抜くことが出来るのよ。
輪廻眼とか、写輪眼とか、白眼にもない。
全てを合わせたことで現れた力でね。
無論、その三つの性質も持ち合わせているのよ」
ケイト「?????;」
クロバ「とりあえず、属性を見るか^^;」
そうして…
紙にチャクラを流し込むように言われ、流し込むと…
紙が燃えて、真っ二つに紙が切れた
クロバ「お。火と風」
そういった直後、
紙にシワが入りながら濡れていき、最後に全体が崩れてなくなった…