第8章 聖術(せいじゅつ)
リン「大丈夫?オビト」
オビト「あ、ああ!^^;
何とか解ったぞ!^^(あせあせ」
そう、小耳にはさみながら話し合う二人だが…
カカシ「だが、球状に集中させたものが
何で、円状にしてからも安定しているんだ?」
二人の論議は、まだまだ続きそうだ…;
ケイト「それはね、前にも言ったように
自身の意思とは違う、それそのものの意思が宿ってるでしょ?
それとも一心一体として、自在に扱いこなせている。
ということは?」
カカシ「なるほど。
だが、なんで最初の時に球状から集中させ始めているんだ?
いきなり円状から始めれば、もっと早く出来るんじゃ」
ケイト「一旦球状にしないと、バランスが崩れやすいんだよ。
だから、一旦球状という一番安定した形で
集中させた後で、そーっとチャクラの結合率とかは変えず
密度も質も全く変えずに、形だけを変化させるんだ。
例えるのなら…
粒々(つぶつぶ)のバラバラな粘土があるとするでしょ?
それを一旦、球状に集めて硬くして
それから形を変えて、固い円盤にするってのと同じ感じ。
いきなりバラバラなのを
集めながら、バンバンやってたら
効率も悪いし、それほど固く出来てるかっていえば違う。
その方法によって、効率も確実性も格段に変わるんだ」
カカシ「そういうことか…
いつ撃っても、全く同じ威力かつ凄まじいものにするために…
なら、なんで殴りつける動作を付けたんだ?」
ケイト「それは、
勢いをつけることで、伝わる衝撃波を増やし
それをエネルギーとして、互いの結界へと与えるため。
その結界自体は、エネルギーでしょ?」
カカシ「ああ」
ケイト「私の持つエネルギーの場合は
生まれた時から、自然と周囲のエネルギーを取り込んで
自身のエネルギーを回復させようとしてくれるんだ。