第8章 聖術(せいじゅつ)
ケイト「聖諦来光(せいていらいこう)…
それは、チャクラや生命エネルギーなどの
エネルギー体の質が、限界を超える以上に加え
なおかつ、それをずっとあり続けるように制御したことで
空間ごと全てを無効化するほどの反発力を利用している。
エネルギー体で、一番バランスがいい形なのが球だ。
理由は高圧縮する際、
球状だと、その力が1番全体にバランスよく分散するため安定している
だが、他の形だとバランスが崩れやすく
崩れた瞬間から消え去っていくため、溜め込むまでの効率が悪く、極めて不安定
よって、球状が1番だと判断した。
その一旦球状に超高濃密度になるよう、超高圧縮したものを
円状の形にしてから、空間ごと無効化させる結界として…
左手で殴りつける場合は
右手をかざして触れそうな場所の空中に固定する。
そして、左拳に同様に全く同じ結界を纏わせ
空中に固定した円状の結界へと叩きこむことで
空間同士の反発による、異常な衝撃波を巻き起こし続けながら
互いに反発し合い続けることで
周囲のエネルギーを取り込もうとする力も強まり合い
空間爆裂波よりも、威力を凄まじく上げた術なんだよ」
カカシ「なるほどな」
ケイト「だから、撃つ準備をしてから
撃たれるまでが、相当時間かかったってわけ。
所で、何秒だった?」
カカシ「ん?0.03秒ぐらいだったぞ;
光速で動けるから、凄まじく遅く感じるんだろうが…
少しは普通の感覚も取り戻せ;」
ケイト「あはは^^;
闘いとなったら、そればっかりに頭がいっちゃうもんで;」
そう冷静に事実を述べ、ツッコむカカシに対し
ケイトは、ただただ後ろ頭をかきながら苦笑していた…