第7章 闘い
ケイト「空間爆裂波
(くうかんばくれつは)!!」
真寧爆裂掌を、空間に働きかけるように応用し
空間ごと、術だろうが相手だろうが全てを吹き飛ばす
そんな術を、ぶつけようとされれば…
無論
ギリギリまで引き付けてから、火影はかわした…
そして…
ぶつかったものは…
空間ごと吹き飛ばされ、消え去った…
少なくとも、そのように見えた…
火影「…殺すつもりか?」
ケイト「いいや。
ほら、気を失わせただけだよ」
そこには…
吹き飛ばされたはずの、木が無傷のままであった…
火影「!」
ケイト「チャクラと私は、一心一体。
意思も、心も…
だから…
本来、それほどの威力があったとしても
どうしたいかで、瞬時に効果が変わってくるんだよ」
火影「…なるほどの(微笑)
(最初から、傷付けるつもりもないか…
やはり、変わっとらんの…
「皆が笑顔で、幸せで居られる世界にしたい^^」…
そう、わしへ満面の笑みで語り
手を差し伸べていた、あの時(2歳5か月の時)から…」
そう思いながら、火影は自然と笑みがこぼれた…
変わらぬ意志と
その、真っ直ぐな忍道に…
そして…
火影「土遁・土流大河(どとん・どりゅうたいが)!」
泥の濁流で相手を押し流そうとするも…
ケイト「かぁ!!」
チャクラだけで、周囲50mのもの全て吹き飛ばした…
(木や草には全く影響が出ないように制御されている)
それに対し、思わず身構える火影
それに…
ケイト「多重影分身の術!!」
3000人に分身してから
ケイト「真界・真寧爆裂斬!」
零界・真寧爆裂掌を、3000人に分身してから
周囲から取り込める表面積を増やすと同時に
吸収した濃密過ぎるエネルギーを影分身ごと
全てを込めて、叩き斬る荒業を繰り出した…