第7章 闘い
ケイト「!
どぉん!!
ぐっ…」
それをもろに受け、落ちていくように見えた…
火影「…」
ぼんっ!
火影が、着地しようと受け身の体勢に入った直後
ケイトの多重影分身が消えた…
火影(多重影分身じゃと?
目に見えぬほどの印で…)
それに目を見開く…
その直後…
マッハ5の加速と共に
火影の影分身(多重影分身を影分身に略します)が
叩きつけられたことであがった、凄まじい土煙の中…
ただでさえ濃密過ぎるチャクラが…
左掌へ、一点に集約されていった…
掌の中央から、小さな球を集中させ
ケイト「…零界・真寧爆裂掌
(ぜろかい・しんねいばくれつしょう)!!」
着地する前に完成させ、ぶち込んだ!!
手をかざし、その中央に点としてチャクラを集中させ
それを次々に、点に集中させていくことで濃密な球ができ
それをぶつけることで
相手は、その反発をもろに受けて吹き飛ばされる。
だが…
「殺すつもりかバカタレ!!」
騒がしい声が聞こえた…
猿猴王・猿魔(えんこうおう・えんま)だった…
火影「すまんの。
咄嗟のことで、ついの」
猿魔「ついじゃないわ!!
いくらわしでもきついっての!!」
金剛の如意棒に変化して、そう叫びまくる猿魔…
ケイト「…(ギンッ」
その直後、ケイトが力を覚醒させた…
白い光が包み込む中…
目を見開くと、そこには啓天眼があった…
猿魔「なんじゃ。神和のガキと闘っとるんか」
火影「そういうことじゃ。
頼む、力を貸してほしい」
猿魔「任せとけ。腕がなるわい」
その直後、再び
左掌へ一点へ溜めだす
そのチャクラは、無制限…
周囲のエネルギーを取り込み、回復しながら
その
回復し続ける自身のチャクラと、意思を一つにすることで
分子レベルを超える以上に濃密に圧縮することによる反発を
強引に、相手へとぶつける時まで溜め込み続ける…
それ故…
それは、最終的に…
世界ごと、空間さえも
全てを吹き飛ばす以上の密度となり…
相手へと、炸裂する…!!