第7章 闘い
ざわつく会場の中
「静粛に!!!!」
その言葉に、一時
会場は、水をうったかのように静まり返った…
「では…始め!!」
その直後、ケイトが火影に左拳で殴りかかった。
その凄まじい勢いにより
衝撃波と共に、凄まじい爆風が吹き荒れる中…
二人は、ぶつかり合ったまま動かなかった…
そして煙がはれていき…
それを合図に…
カキン!カキン!カキカキ!カカカカキィーン!!
手裏剣の投げ合いが始まり
火影「手裏剣影分身の術!」
ケイト「火遁!豪火滅却!!」
手裏剣ごと、火で燃やし尽くそうとするも
瞬時に変わり身でさける火影…
『おお~!!』
沸き上がる観衆の中…
火影「寅の印だけで発動するとは…
本来なら午の印のはず…なぜ発動できる?」
ケイト「…できるようにしたからだ。
ちなみに、種明かしをするとさ…
本当は、豪火滅却って術じゃなくて…
豪火球の威力を、濃密なチャクラで行うことによって
十二分に上げたものなんだよ…」
火影「!…という事は…」
ケイト「…そう。
これが、本当の豪火滅却だ!!」
その直後、午の印を組み
火の塊を吹き出した…
その直径は…数kmにまで亘った…
豪火球が、直径数百mだったため
豪火滅却のように見えた。
そのため、そういっていただけだったのだと
その会場にいた皆も、闘っている火影も悟った…
ケイト「次々行くぜ!!」
避けるために飛び上った火影を確認した直後
瞬時に、結界と衝撃波と共に
反発を利用し、その速度はマッハを超え…
と同時に、火影は地面へ
マッハ5の加速と共に叩きつけられた…
だが…
ケイト「!多重影分身…」
ぼんっ!
多重影分身と入れ替わる、変わり身の術を応用した…
その本体は…
瞬時に空中で、そのケイトの背後から襲い掛かっていた…
火影「火遁!火龍炎弾!!」
火が龍の如く、ケイトへ襲いかかる…