第6章 忍者アカデミー
その後の夕方…
カカシ「おい、家はこっちだぞ?」
ケイト「…ごめん。
今日だけさぁ…
父さんと母さんの家に帰らせてくんない?
二人と一緒に…
二人の分以上に、戦い抜きたい…
そのために、整理して纏めるために
一日だけでいいから…帰らせてくれない?」
カカシ「…
そんな真剣な眼をした奴を、無理やり帰らせれるか。
勝てよ。
そして、俺も必ず追いつく」
ケイト「待ってるよ」
そうして…
久しぶりに、一族の家に入っていった…
ケイト「ただいま、父さん、母さん(微笑」
そう言いながら入るも
あるのはただ、静寂のみ…
しかし…
昔の想い出が…
その二人が、『おかえり^^』と言っているように感じ…
ケイトは思わず、微笑んだ。
そして…
レイナ「いい?ケイト
私たちが死んだら、ここを開けるのよ?
あなたが、覚醒した時には開けれるけどね^^」
その言葉を思い出しながら
その観音開き式に扉が開く「棚」に
扉が閉じられた後に
その上から紙が貼られ、結界ごと封印されていた…
術者がなくなった今も…
ケイト「…」
それに対し、
白く発光するチャクラを纏った左手で触ると
瞬時に、封は破られた。
ケイト「…覚醒した時
白く発光するチャクラが身を纏い、物質化して鎧となっていた。
それは、チャクラが意思を持ち
いくら押さえ込まれて圧縮されても
反発しないことにより
許容量を超えたとしても
なお圧縮し続けることにより
自然の摂理を超えた、
超濃厚の高密度エネルギーになることで
理を超えた、神の力と呼ばれるものを生み出す…
それが、神術…
この世に存在する、エネルギーというもの
それが、自然であろうが何であろうが
一瞬で、自分のものとして取り込め
自在に術を発動することが出来る。
仙術を超えた、神の力…
それが…
神和(かんなぎ)という名の由縁…
和を以て、神となす力を得る…
しかし…
和を忘れれば身は亡び、死に至る。
どっちにしろ、諸刃の剣か…
下手をすれば、死ぬ所か魂が消滅するしな…」
そう呟きながら…
教わったことを思い返し
月夜の中で、一人呟いた…