第4章 訃報(ふほう)
ケイト「こんの~!!!」
どっごぉ~ん!!!!
前へ構えた直後、凄まじい密度のチャクラが集まり
凄まじい衝撃波と共に、一瞬で吹き飛ばしまくった…
目にも映らない速度で…
そうして…
一族伝来の力=神に等しい力を開放させた中…
死んだ父母、二人を見る…
だが…
どうあっても、生き返ることはなかった…
啓天眼…
新たな力を持った、神和一族のみに伝わる瞳力…
その
白眼特有の、「真っ白な虹彩」に
その虹彩の中に、二つほど「円」が入った輪廻眼と
その円の線の上に、写輪眼特有の勾玉でない「玉」があり
それらを併せ持った紋様の入った
瞳の外見の白とは裏腹に…
その心は、真っ暗な闇の中に
陥っていったかのように見えた…
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その次の日…
葬式が執り行われた。
サクモ「そろそろ行こうか、カカシ」
カカシ「?どこに?」
サクモ「…ケイトの両親の葬式だよ」
カカシ「…は?
あの瞬殺の鬼神と、瞬生の鬼神が?
まさか!^^;
冗談はよs
サクモ「冗談だったら…
どんなに気が楽か…(俯く」
その言葉を遮るように、重々しく呟かれた一言が…
それが嘘かどうかを、はっきりと示していた…
ざあああああああああ
未だ、雨音が止まない中…
カカシ「…本当、なの?」
サクモ「ああ。行くぞ」
そうカカシを促しながら、サクモは玄関に立っていた…
そうして…
進んでいくと…
女「うっ;
何で、あんなにいい人が;」
男「泣くな。
おかげで、俺たちが生きていられるんだ。
そんな風に泣くことを望むものか!」
だが…
女「だって…;
小さい頃から暴走の嵐を巻き起こす人だったけど
とっても優しくて面倒見がよくて;
なのに…何も返せてないっ;」
カカシ(そう言う割にはひどい言いようだな;)
そう思うカカシとは裏腹に…
サクモもまた、その人たち同様沈んだ顔をしていた…