第4章 訃報(ふほう)
時はさかのぼり、朝の10時
ケイト「父さん!母さん!
3歳の誕生日プレゼントに
任務に連れてってくれるってホント!?(キラキラ」
クロバ「ああ^^」
レイナ「ケイト
今回の任務は、それほど危険のない任務なの。
だから安心して、一緒に居てね^^」
ケイト「頷く)うん!^^」
本当に、危険のない任務のはずだった…
Cランク任務、国境を警備することのみ
そう明記されていたのだが…
結果的には…
1万以上の敵兵が
10時間に亘り、襲い掛かり続けてきた…
必至の健闘もむなしく…
ちょうど終わった時になって、増援が駆けつけた…
敵による、二次工作による遅れだったらしい。
周到に計算されてのことだと、後に言われた…
ちょうど、9時間30分目の時…
チャクラ切れを起こした父母を…
目の前で、殺された…
視界に染まる赤…
ドックン!
それに対し…
血潮が熱く、激しく高まっていく…
そんな中…
ケイトは、二人へと歩み寄る
ケイト「父さん?…母さん?」
むなしく響く声、その中…
激しい雨が、降り注いでいた…
「お前も今すぐ楽にしてやるよ!」
それに対し、刀を振り下ろそうとする男…
ケイト「うっ…
うああああああああああああああああああ!!!!!;」
涙と共に、二人に触れる中…
刀が、触れそうになった瞬間…
叫び声が響き…
それと共に…
チャクラが白く発光し
見たことも無い力が溢れ出していた…
『!!』
その密度と衝撃波に吹き飛ばされる敵たち…
「啓天眼(けいてんがん)…だと?」
一人の男が呟く中…
その者は、変化した眼を見開き…
全身に、物質の形を示す
真っ白なチャクラを纏っていた。
「恐れるな!!所詮は一人!」
そう、クナイや手裏剣を投げる敵達だったが
それに触れた瞬間、それらは一瞬で消滅した。