第2章 修業
クロバ「まず経絡系(けいらくけい)というのは
全身に張り巡らされたチャクラの通り道で、
「点穴(てんけつ)」と呼ばれる無数の経穴が存在し、
術の増強ないし削弱の度合いを司っている。
通常、経絡系は視認できないが、
日向一族の血継限界である、三大瞳術の一つ『白眼(びゃくがん)』には透視能力が備わっているんだ。
点穴を含めた経絡系統の全てを見通す力を有しているものもいるんだ。
経絡系上にはチャクラ穴が特に密集する
「八門(はちもん)」と呼ばれる八つの箇所があり、
開放する事によって潜在能力を引き出し、
身体能力を高めることが可能となる。
八門全てを開いた状態を“八門遁甲の陣”と呼び、
一時的に五影をも超える力をもたらすが、
その後、開放者は必ず死ぬと言われているんだ。
ここまでは解ったか?」
ケイト「うん」
クロバ「業(わざ)という修業法もあってね。
足の裏から放出するチャクラを精緻にコントロールすることで水面歩行を可能にする水面歩行の業、
肉体鍛錬のため片腕のみで急峻な崖を登る崖登りの業など、
目的に応じた多様な修業法があるのよ^^
どれをやりたい?」
ケイト「ん~と…
それ全部できるよ?」
クロバ「なんだって!?;(驚く」
レイナ「友達を作りなさいって言っても
野生動物とばかり友達になって…;」
ケイト「猿に崖のぼり教わった!^^
片手だけでもすいすいできたよ~^^」
クロバ「そ、そうか;
本当みたいだな;」
レイナ「眼を使えば、それも見抜けるからね^^;」
クロバ「それじゃあ…
体術から教えていくか。幻術は一番最後で」
ケイト「うん!^^」
そうして…
一か月目までに体術を極め
二か月目までに忍術を極め
三か月目までに幻術を極めたのだとか…^^;