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君と僕と真実と…☆黒子のバスケ

第8章 Last Episode


まだ11月なのに、
なんだか物凄く寒かった。

私はスキップするように軽い足取りで
あの場所へ向かった。

そう。
あの自然公園のブランコへ。

少し夕日がまぶしくて
世界が茜色に染まっていた。

久々に来たあの公園は
なんだか以前よりちょっぴり寂れていたようだった。

あの約束のブランコは未だに健在だった。

風で小さく揺れているブランコに私は腰掛た。
そして小さくゆっくりと漕ぎ出した。

あの時もこんな夕日の中で
約束した。

でもあの時はもうちょっと暖かった気がする。

ただひたすら過去を思い出しながら
ブランコを漕いでいた。

"トン"

ふと誰かが私の背中を押した。

「!!!」

私は後ろを振り返った。


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