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君と僕と真実と…☆黒子のバスケ

第1章 上~君編~


それから一ヶ月が過ぎた頃。
私はすっかり和ちゃんと会わなくなっていた。

たまに緑間くんと一緒の所に出くわすくらいで、
和ちゃんはすぐにいなくなってしまう。

なんだかその瞬間は少し寂しかったけど
生まれてはじめての彼氏が出来たうかれた私は
そんなことすっかり忘れていたのだった。

緑間くんとの交際も順調で何回かデートにも行った。
この間初めて手も繋いだ。
嬉しいことばかりですっかりはしゃいでいた。

そんなある日の事。
緑間くんが今日は部活が休みらしいので一緒に帰る約束をしていた。

が、しかし
いつまで経っても緑間くんは迎えに来ないので
緑間くんの教室に向かった。

教室には緑間くんは居なかった。

「あれ?佳代じゃん?どうしたの?真ちゃん?」
和ちゃんが話しかけてきた。

「うん。帰る約束してたんだけど…来なくて…。」

「さっきまで居たんだけどなぁ…ちょっと待ってて!…おーい、田中、真ちゃん知らねぇ!?」

「あぁ?緑間?さっき委員会がどうちゃらって呼び出されて生徒会室行ったぜ?」
クラスの田中くんが答えてくれた。

「え?まじで?さんきゅー!…ってなわけみたいだわ。生徒会室いってみっか?」

「うん。」

そうして私と和ちゃんは生徒会室へ向かった。


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