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君と僕と真実と…☆黒子のバスケ

第8章 Last Episode


そうして、先程駆け上がった階段を降りると
真ちゃんが待っていた。

俺の表情から察したのか、真ちゃんは黙って俺を自転車の後ろに乗せて再びペダルを漕ぎ始めた。

俺はまた、真ちゃんの背中で泣いた。

真ちゃんは何も言わずにただ
自転車を漕ぎ続けた。

ふと先程までいた公園にさしかかる。

先程俺が乗っていたブランコには
10歳ぐらいの男の子と女の子が乗っていた。

あの時の俺と佳代のようだった。

佳代は覚えているだろうか?

あの日の約束を…

まさか…覚えてるはずないか。

あんな昔の事。

俺は結局その日一晩中泣き続けた。

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