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君と僕と真実と…☆黒子のバスケ

第7章 ~真実編~


すっかり冷え込み、手の感覚がなくなっていた。
諦めて帰ろうかとも思った。

でも、来ると信じていた。

何時間経っただろう。

ふとこちらに向かってくる足音が聞こえそちらを見ると

「…真太郎!!」
息を切らしながら彼女が駆け寄ってきた。

「全く…すごく待ったのだよ。」

「でも、絶対来てくれると信じていたのだよ。」

そう言って俺は赤くなった彼女の頬に触れた。
とても暖かかった。

「ごめん、ごめんね。」
彼女は俺の手を両手で包み精一杯温めてくれた。
その姿が愛しくてしかたなくて
思わず彼女を強く抱きしめた。

「会いたかったのだよ。」

「ごめんね。」
彼女も泣きながら抱きしめ返してくれた。

嬉しくてたまらなかった。

そして、俺は彼女を連れて学校の体育館へ向かった。
そこが唯一自分が強くいれる場所だと思ったから。

そして、そこで
彼女に

別れを告げた



彼女は最後まで優しくて
涙が止まらなかった。

でも泣いてるところを見られたくなくて
最後に少しだけ彼女に冷たくしてしまった。

これでよかったんだ。
これで…
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