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君と僕と真実と…☆黒子のバスケ

第7章 ~真実編~


そんなある日のことだった。
今日は部活が休みで佳代と一緒に帰る約束をしていた。

が、委員会の仕事が急に入り、
どうしても帰ることが出来なくなった。

生徒会室に向かう前に佳代に伝えに行こうとしたが、緊急という事で行けなかった。

しばらく生徒会室で委員会活動をしていると
高尾と佳代がやってきた。

佳代に一緒に帰れない事を伝えると、
少し寂しそうな顔をしたが、
『大丈夫』とふわっと笑った。

でも、やっぱり寂しそうな彼女をほっておけなくて、
俺は高尾に彼女と帰ってもらうように頼んだ。
高尾は少し複雑な顔をしていたが了承してくれた。


よく考えればこの時俺は高尾の事を全く考えていなかった。


委員会活動が終わり、帰る頃には
さっきまで降っていなかった雨が降っていた。

朝から天気予報で夕方から雨と言っていたから
傘を持ってきていた。

俺はその傘をさして学校を出た。

しばらく歩くと公園が見えてきて、
そこには傘もささずに座り込む男が居た。

変な奴だな。

そう思って見つめて居ると
なんだか見覚えのある奴だと気がついた。

高尾だった。


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