• テキストサイズ

君と僕と真実と…☆黒子のバスケ

第7章 ~真実編~


『別に高尾は坂梨の事を好きとは言っていない。』

『知らないふりして、告白してしまえば…こっちのものなのでは?』

自分の中の黒い部分がそう囁く。
それがダメじゃないかって事も
わかっていた。

でも、止められなかった。

俺は彼女に告白をした。

そして、高尾は複雑な表情をしながらも
俺と彼女との交際に協力してくれた…。

罪悪感に胸が痛んだ。

でも…
彼女と付き合えたこと
その幸せがその時は高尾への罪悪感より勝っていた。

高尾は
そんな最低な俺に
いつも通り接してくれた。

でも、高尾は変わって行った。
クラスの奴と女遊びを始めた。

きっと佳代を忘れるためだろう。
容易に分かった。

また罪悪感に強く胸が軋んだ。

でも、

この幸せを手放したくなくて


俺は、

見て見ぬふりをし続けた。





/ 92ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp