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君と僕と真実と…☆黒子のバスケ

第7章 ~真実編~


いつの間にか抑え切れなくなったはじめての感情を
どうする事も出来なくて、
俺は高尾に頼った。

「た、高尾。聞きたいことがあるのだが…。」

「ん?なんだ?」

「わ、笑わずに聞けよ?」

「えぇ?何?何?超気になる!」
そう言って高尾はニヤニヤしながらこちらを見た。

「あ、あの、坂梨…彼氏とか居るのか?」

「あ?佳代?さぁ、いないんじゃね?なんで?」

高尾は眉間にシワを寄せて不思議そうな顔をしていた。

「…す、好きかもしれないのだよ。」

高尾の坂梨に対する気持ちなんてすっかり忘れていた。

「は?誰が誰を?」

「お、俺が…坂梨を」

「え…?」

高尾はポカーンとした様子だった。
思わずはっとなった。

しまった。

「…っ!!もういいのだよ!」
そう言って俺はすぐに席に戻った。

そして、己のしてしまったことに後悔した。

俺は高尾の気持ちを知りながら…

そんな時、ふと自分の中の悪い考えが働いてしまった。

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