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君と僕と真実と…☆黒子のバスケ

第7章 ~真実編~


それからしばらくしての事だった。
朝からいつものように高尾がハイテンションで話しかけてきた。

「そういえば、真ちゃん今日の昼休み暇?」
思い出したように高尾はそう言った。

「…特に用事はないが。」
特に用事はないが何故そんな事を聞くのか謎だった。

「よっしゃ!じゃぁ、俺の幼馴染で三人で屋上で食べようぜ!」

そう言って高尾はくしゃっと笑った。
心臓が飛び跳ねたように速くなった。

あの子に会える…。
でも、なんだか自分のこの感情の正体を知ってしまうのが怖かった。

「は?嫌なのだよ。屋上は寒いのだよ。」

俺は適当な理由をつけて断ろうとした。

「寒いのだよって…お前は乙女かっ!まじ真ちゃんウケルわぁ…ま!決定な!」

なんども断ったが、結局昼休み高尾は強引に俺を屋上へ連れて行った。

なんだかドキドキしてたまらなかった。
彼女はあの時の事を覚えているのだろうか?
彼女は俺の事をどう思っているのだろうか?

彼女は…

高尾の事を好きなんだろうか…?


屋上につき、ドアを開けた。
彼女がいつものふわっとした笑顔でこちらを見つめていた。


胸がドキドキしてたまらなかった。





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