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君と僕と真実と…☆黒子のバスケ

第7章 ~真実編~


ある日の放課後。
高尾は先生に呼ばれて職員室へ向かった。

俺は帰る準備を教室でしていた。

そこに彼女が現れた。
きょろきょろと教室内を見回している見覚えのある顔。

でも、どこで会ったのかは思い出せなかった。
思わず気になって彼女に話しかけた。

「どうしたのだよ?誰かに用事か?」

「あ、えっと…和ちゃん…あ!高尾和成居ますか?」
すぐに分かった。
あぁ、この子は高尾の幼馴染だと。

「高尾は先生に呼ばれて職員室に行ったのだよ。待ってればそのうち戻って来ると思うのだよ。」
俺がそう言うと彼女はこちらを見つめてふわっと笑った。

「そうですか。ありがとうございます。」
頭の中であの日の事がよみがえった。

あぁ、この子。
あの時の子だ。

俺のラッキーアイテムを拾ってくれた子だ。

そう思うと何故か胸が高鳴った。

そうしてしばらくして高尾が戻って来て。
二人は仲よさそうに一緒に帰って行った。

何故だろう。

胸がぎゅっと
痛んだ。







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