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君と僕と真実と…☆黒子のバスケ

第7章 ~真実編~


そんな事も忘れかけていた秀徳の入学式。
俺は教室の窓から外を眺めていた。

そんな時に奴は話しかけてきた。

「よぉ!お前、キセキの世代の緑間真太郎だろ?」

「…そうだが、お前は誰なのだよ?」

「俺?俺は高尾和成!俺もバスケ部入るから!よろしくねぇ!緑間くん!」

そう言って高尾はニコっと笑って手を差し出した。

「…ふんっ!」
俺はその手を無視して再び窓の外を見た。

「ちぇっ!釣れねぇなぁ!いいじゃねぇかよぉ!仲良くしようぜぇー」
そう言って高尾はずっとヘラヘラと話しかけてくる日が続いた。

無論、教室だけでなく部活内でも話しかけてきた。

俺はこんなに冷たくしているのに…変な奴だ。
いつの間にか俺と高尾はいつも一緒にいるようになっていた。

こいつには幼馴染が居るらしく、
たまに一緒に登校している後ろ姿を見かけた。

そして、高尾はいつも幼馴染の事を嬉しそうに話していた。

鈍感な俺でもなんとなくわかった。


あぁ、こいつ幼馴染の事好きなんだなぁって…。



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