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君と僕と真実と…☆黒子のバスケ

第5章 中~僕編~


放課後になった。

「おっしゃ!真ちゃん!部活いこうぜぇ!」

「うむ。」

そういって教室から出て部室に向かっていた。

「真太郎っ!!!!」

ふと後ろから佳代が真ちゃんを呼んだ。
あまりにも大きな声でちょっと驚いて振り向いた。

「佳代、どうしたのだよ?」

「来て。」
そう言って佳代は真ちゃんをひっぱった。
なんだか怒っているような感じだった。

ふと佳代と目があった。
佳代は俺を睨みつけた。

「え?何をいってるのだよ、今から部活なのだよ」

真ちゃんは困惑しているようだった。
俺と佳代の顔を交互に見ていた。

「いいから…来て!」
相変わらず佳代は俺を睨みつけて言った。

「お、おい!高尾!少し遅れると先輩達に伝えててほしいのだよ!」
そう言って二人はどこかへ向かって歩きだした。

俺は一人で部室へ向かった。

…なんであの時佳代は
真ちゃんじゃなく俺を睨みつけたのだろう。

昼間の態度が気に食わなかったのか…
なんだかもやもやしたまま部室で着替えた。

そして部活がはじまって数分して
真ちゃんが急いで体育館に現れた。

そして何故かジャージのチャックを上まで閉めて
今日のわがまま1回分を使ってまで脱ごうとしなかった。

理由を聞いたが無言で首を横に振るだけだった。

でも、部活が終わり着替える時に少し見えた。

真ちゃんの首にはキスマークらしきものがついていた。

再びあの時のようななんとも言えないイラ立ちが
俺を襲った。



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