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君と僕と真実と…☆黒子のバスケ

第1章 上~君編~


私はあっという間に緑間くんに惹かれていた。

優しくて
真面目で
でもとっても不器用で。

今日は部活が休みらしく
和ちゃんと一緒に帰った。

いつもみたいに和ちゃんは緑間くんの話を自分の話のように嬉しそうにしていた。

「あ、あのね和ちゃん!」

「ん?なんだ?」

「わ、私さ、緑間くんの事好きかもしれない。」

「え…?」

和ちゃんは絶対からかって来ると思ったけど
意外な反応を示した。

「えっと…あ、そっか…が、がんばれよ!」

一瞬寂しそうななんとも言えない表情をしたあと
いつものようにヘラっと笑った。
そして何故だかうつむいてしまった。

「和ちゃん?」

私は和ちゃんの肩に触れた。

「…っ!!」

"パンッ"

その手は払われた。

「え?」

「あ、わりぃ…ちょっと考え事してたわ!あ!応援するよ!俺!真ちゃんとお前の事!」

「和ちゃん、大丈夫?具合悪い?」

「あー…ちょっとだりぃかも!わりぃ!先帰るわ!」

「和ちゃん!!」

そう言って和ちゃんは先に走って帰って行ってしまった。








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