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君と僕と真実と…☆黒子のバスケ

第4章 上~僕編~


洋服を脱がせて、
唇を重ねて、
指を絡めあって
舌を這わせて…

そのたびに彼女は反応を示した。

俺はずっと考えていた。

佳代もこんな声を出すのかな。
佳代もこんな表情をするのかな。
佳代もこんな風に求めてくるのかな。

そう考えると最高に興奮した。


彼女を通して佳代を見ていた。


でも、全てを終えて見ると。
隣に寝ているのはよくも知らない今日出会ったばかりの女の子だった。
一気に現実に引き戻された。


どうしようもない自己嫌悪に襲われた。
それと同時に


佳代に触れたいという気持ちが
より一層強くなった。


彼女が帰った後、
枕に残った匂いは
佳代のものとは少し違った気がして。

思わず枕を壁に投げつけた。

俺は何をやってるんだろう。

どうしようもない感情が身体を廻る。

それから来る彼女からの着信もメールも
全て無視してしまった。


あぁ、
俺って…最低な男だな。


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