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君と僕と真実と…☆黒子のバスケ

第4章 上~僕編~


放課後になり、俺は真ちゃんを佳代の教室まで引きずって連れて行った。

真ちゃんは駄々っ子のように嫌がった。

「あぁ!めんどくせぇ!佳代に嫌われんぞ!?」

「…そ、それは嫌なのだよっ!」

「…っぷ、子供かよ」

「!!そんなことないのだよ!」

そうしているうちに佳代の教室に着き、
荷物をまとめる佳代の姿が目に入った。

「ほら、早く行けよ!佳代帰っちまうぞ?」

「い、いやなのだよ!高尾もついてくるのだよ!」

真ちゃんはいつもの堂々とした態度ではなく
ものすごくびびっていた。

「ばぁか!俺が行ったら意味ないっしょ!?早くいけって!」

俺は半ば強引に真ちゃんを押し出した。

ブツクサ文句を言いながらも真ちゃんは佳代のところへ行った。

楽しそうに話す二人を見ていると
また、胸がズキズキと痛んだ。

久々に見る佳代はなんだか少しいつもより可愛く見えた。

そうしているうちに真ちゃんが嬉しそうに戻ってきた。

「お!どうだった?」

「メアド教えてもらったのだよ♪」

「あ?付き合ってって言ったか?」

「え?言ってないのだよ!」
真ちゃんはドヤ顔をした。

「いや、今その顔する所じゃねぇーから!おい、行くぞ!真ちゃん!」

俺は真ちゃんの腕を引っ張って佳代のところへ向かった。
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