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君と僕と真実と…☆黒子のバスケ

第4章 上~僕編~


それから昼休みになり、俺は真ちゃんを無理矢理引っ張り屋上へ向かった。

ドアを開けると既に佳代が居た。

「お!おまたせぇ!真ちゃんの登場だぜぇー!」

「うわ、やっぱり寒いのだよ。嫌なのだよ。」

小さな声でブツブツ何かを言う真ちゃんを無視して俺は真ちゃんを前に突き出した。

「じゃぁーん!我が部のエース!真ちゃんだぜぇ!」

そういうと佳代は小さくパチパチと拍手した後、
名前を名乗り頭を下げた。

真ちゃんも不機嫌そうにだが頭を下げた。

なんだか、自分の好きな奴二人が仲良くなるのは
すごく嬉しかった。

佳代も真ちゃんも割りとすぐ仲良くなったようで、
話が盛り上がった拍子に佳代が真ちゃんの肩を軽く叩いた。

"ズキッ"

あれ?何故だかすごく胸が痛かった。
なんか悪いもんでも食ったかな…。

その時は自分の感情に全く気づいていなかったのかもしれない。


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