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君と僕と真実と…☆黒子のバスケ

第1章 上~君編~


昼休み、和ちゃんと約束した屋上に向かった。

和ちゃんと噂の"キセキの世代"の人は来ておらず、
私はとりあえず、その辺に腰掛けた。

しばらくするとドアが勢いよく開いた。

「お!おまたせぇ!真ちゃんの登場だぜぇー!」

和ちゃんはいつものようにヘラっと笑いながら後ろに居る背の高い男の子を紹介した。

「じゃぁーん!我が部のエース!真ちゃんだぜ!」

「あ!噂の!はじめまして!和ちゃんの幼馴染の坂梨佳代です!」

私は頭を下げた。

「…緑間真太郎なのだよ。」

無理矢理連れて来られたのか少し緑間くんはムスっとしていた。

私が想像していた体育会系な人とは遥かに違い、
背は高いが華奢で眼鏡で、気難しそうな人だった。

「もう!真ちゃんそんな怒んなってぇ!たまには一緒にご飯も悪くねぇだろぉ?」

「べ、別に怒ってないのだよ!」

二人はタイプがまるっきり違うのに、すごく仲が良さそうだった。

「ねぇねぇ、緑間くん」

「なんなのだよ?」

「その、携帯についてるヒヨコのストラップ可愛いね!」

見た目に似合わず可愛いストラップをつけているのを不思議に思ったので聞いてみた。

「ん?これか?これは今日のラッキーアイテムなのだよ!」

「ラッキーアイテム?」

頭が『ハテナ』でいっぱいになった。



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