第3章 下~君編~
真太郎からのメールや電話も
無視しがちになっていた。
もはや、誰からのメールや電話さえも
無視していた。
怖かった。
そんなある日の事だった。
真太郎からメールが来たメールを開いた。
差出人:真太郎
件名:(non title)
本文:
明日、10時駅前で待っている。
どうしても話したい事がある。
待っている。
ーENDー
怖くてたまらなかった。
行きたくなかった。
私はただ一言
『行きたくない』と返信した。
真太郎からすぐに返信が来た。
ただ一言。
『それでも待つ。』
一日があっという間に過ぎ
気がつくと待ち合わせの日時になっていた。
私はまだ、家にいた。