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君と僕と真実と…☆黒子のバスケ

第2章 中~君編~


なんだか気にしていた自分が情けなくてたまらなかった。

それと同時になんとも言えない劣等感でいっぱいになった。

"真ちゃんのものだから手ぇ出してみたかった"
"勘違いすんな"

最初から言われててわかっていたのに

心のどこかで
和ちゃんは私の事を好きだったんじゃないかって
自惚れていた。

和ちゃんは…
私の事なんて一切なんとも思っていなかったんだ。

私はその日の放課後、
すぐに真太郎の教室へ向かった。

「おっしゃ!真ちゃん!部活いこうぜぇ!」

「うむ。」

真太郎と和ちゃんが二人で部活に行こうとしていた。

「真太郎っ!!!!」

私は後ろから真太郎を呼び止めた。
二人はすこし驚いた顔をして振り向いた。

「佳代、どうしたのだよ?」

「来て。」
そう言って私は力いっぱい真太郎をひっぱった。

「え?何をいってるのだよ、今から部活なのだよ」

「いいから…来て!」
そういって真太郎を無理矢理引っ張った。

「お、おい!高尾!少し遅れると先輩達に伝えててほしいのだよ!」

「…うぃーっす。」
和ちゃんはそういって一人で歩いていった。

私は真ちゃんを誰も居ない資料室へ連れて行った。
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