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君と僕と真実と…☆黒子のバスケ

第2章 中~君編~


「戻りたくない。」

「え?何言ってるのだよ。授業がはじまるのだよ。」

「わかってる。でも、真太郎と離れたくない。」

初めて名前で呼んだ。
ずっと名前で呼びたかった。

「…わかったのだよ///」

そう言って真太郎は私の隣に再び腰掛けた。

「ねぇ、真太郎は私が好き?」

「当たり前なのだよ。」

「へへへ…私も真太郎が大好き。」

「…し、知っているのだよ////」

そういうと真太郎は真っ赤になりうつむいた。

「真太郎。」

「何なのだよ。」

「こっち向いて?」

真太郎は言われるままに私の方を向いた。
私は真太郎の唇に自分の唇を重ねた。

「…突然なんなのだよ…。そういうのは男からするべきなのだよ////」

真太郎は少し拗ねたような顔をしていた。
そんな真太郎が愛しくてたまらなかった。

「じゃぁ、次は真太郎からしてよ。」

「…わかったのだよ。」

そうして真太郎は私に優しく口付けた。
そんな彼があまりにも可愛くて、
つい、舌を入れた。

「…っん…」
かすかに漏れる彼の吐息も愛しくて
一生懸命不器用に優しく絡めてくれる舌さえ
愛しくてたまらなかった。


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