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君と僕と真実と…☆黒子のバスケ

第2章 中~君編~


私はそれから必要以上に和ちゃんを避けた。
姿が見えるだけで隠れた。

緑間くんは知ってか知らずか
たまに和ちゃんの話を私にした。

その度に罪悪感からか胸が痛んだ。
誰への罪悪感なのかは分からない。

和ちゃんへなのか
緑間くんへなのか…。

私はいつものように緑間くんとお昼を食べていた。
自分では上手く隠していたつもりだった。
でも、緑間くんは気がついていた。

「佳代?何かあったのか?」

「え!?なんで?」

「最近、高尾もお前もおかしいのだよ。」

「え…?和ちゃんも…?」

「お前が近くを通るだけで隠れたり、お前の話をするとすぐに話題を変えるのだよ。お前と全く同じなのだよ。」

「え?私と?」

「まさか気づいてないのか?お前も高尾の話をするとすぐに話題を変えるし、高尾がいるとすぐに隠れるのだよ。」

「…そんな事…ないよ。気のせいだよ」

「…そうか。」

それから緑間くんはその事について一切聞いてこなかった。

それがどうにももどかしくて
なんだか歯痒かった。

"キーンコーンカーンコーン"

昼休み終了の予鈴がなる。

「ほら、戻るのだよ。」

緑間くんは私を立たせようと腕を引っ張った。

私はそんな緑間くんの腕を引っ張り返した。







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