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君と僕と真実と…☆黒子のバスケ

第1章 上~君編~


和ちゃんは制服のシャツを脱ぎ、ハンガーに掛けた後、普段着に着替えた。

そして、漫画を探そうとせず、私の隣に座った。

「…?和ちゃん、漫画は?」

「は?ねぇーよ。そんなもん」
和ちゃんは聞いたことないような低い声で言った。
背筋がゾクっとした。

「え?…えっと、ふざけるのやめてよぉ。もぉ…じゃ!私探すから!」
ふざけているだけだ。
そう言い聞かせて私は立ち上がろうとした。

「っとに…バカな女だな」

"グッ"

「きゃぁ!?」

強く腕を引っ張られ、私はベットに倒れこんだ。
そして倒れこんだ私に和ちゃんは馬乗りになった。

「…和ちゃん!?」

「お前さぁ、警戒心とかないわけ?それとも俺の事誘ってんの?」

「そんなっ!」

「真ちゃんもバカだよなぁ?他の男に自分の女任せちまってよぉ。彼女がこんな目にあってるとも知らずに委員会活動だとよ?笑っちゃうよなぁ?」

「…!!!!離してよ!!!」

私は私を押さえつけている和ちゃんの手をどけようと必死に力を入れた。

でも、勝てなかった。

「ほら、どうしたぁ?愛しの真ちゃんのためにもっと抵抗してみろよ?あ?」

和ちゃんは今まで見た事ないような凄く怖い顔をしていた。

体が震えて力が入らなくなった。
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