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イケメン戦国◇甘い囁き◇R18

第9章 露天風呂


「んー……良いお湯だね」

「そうだね」


温泉の質はちょっと滑らかかな?
凄くお肌がスベスベとしている


「ねぇ……家康」

「……なに?」

「背中流してあげる」

「……遠慮する(そんな嬉しそうに言われたらイヤな予感しかない)」

「まあまあ……」



警戒心を剥き出しにしている家康が可愛くて
きゅんと胸が高まっちゃう。
(私ってちょっと変態なのかな?
でも、家康のツンとした態度がツボにハマっちゃってるの。
でも家康だから__

家康のどんな態度も言葉も好きなんだと思う)



「遠慮しないで?」

「遠慮してない__本気でイヤだから」


家康との何気ない会話を堪能しながら、背中に周り込む。

クルクルと描くように背中にふれていく
美少年顔に似合わないような筋肉質な身体

そのアンバランスさに頭が惚けてしまいそうになっちゃう



__抱きつきたい

抑えきれない衝動が私の心を支配していく
背中からぎゅっと家康を抱きしめた



形の良い耳に唇を寄せて
「好きだよ」
そう囁いたら、ほんのりと桜色になっていくのを見ていると……

もっと染まって欲しくなって
家康の耳に舌を這わせていく



「ンッ……なにしてるの?」


吐息混じりの声
とっても艶っぽくてキュンとなる



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