• テキストサイズ

イケメン戦国◇甘い囁き◇R18

第51章 ピックアップ御礼作品【月夜に抱かれて】/秀吉


「愛香……今宵は充分に甘やかせてやるから覚悟しておけよ」


そう言った秀吉は本当に目が垂れ下がって、更に妖艶な笑みまで浮かべていて───


恥ずかしいけど、私はお腹の奥がきゅっと絞まってくるのを感じてしまった。


秀吉に抱かれたい
蕩けるような愛撫が欲しい


そう思ってしまう自分がとても淫らな女に思えて、恥ずかしくて困る。


困ってしまうから私はつい、そっぽを向いてしまう。

すると秀吉の大きな手が私の顔を包み込んで唇が触れあう。

それだけなのに、胸がどきどきとして腰が疼いてしょうがない。


悔しいけど、秀吉に愛されるのが嬉しいし



「んあ……ぁ……ぁあ……!」



何より、頭が惚けてしまって何も考えられなくなってしまう。


秀吉の手が私の胸を揉み、唇が、舌が私の肌を熱く焦がしていく。

何も考えられなくなって、体は切なく痺れだして秀吉の愛撫を待ち望んでいる。

私ばかり夢中にさせられているのが悔しくて、秀吉はどうなのよ?


秀吉の状態を確認したくて、そっと秀吉自身に手を伸ばすと



「……かたくなってる……!」

「当然だろ──愛香を愛しているんだからな」


頬を火照らせ微笑む秀吉が愛おしくて、私はその厚い胸板に顔を埋めて背中に腕をまわした。


その瞬間、私の体の奥が熱く滾った秀吉自身に貫かれて



「んあっ……!」

「ンッ……ハァ……」



秀吉と同時に甘い吐息を吐き出す。




静かな部屋には私たちの吐息と衣擦れの音だけが響く。



秀吉の吐息、息遣いが私を高みへと導いてくれる。


今はそれに酔いしれよう


今夜は月がとても綺麗だから────







【秀吉】終
/ 379ページ  
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:なごんだエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白い
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp