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イケメン戦国◇甘い囁き◇R18

第1章 嵐の夜のおあずけ/伊達政宗(夢主side)


ゆっくりと布団の上に寝かされ、横向きのまま抱きしめられた。


政宗の身体の重みを感じたくて、首にまわした右腕を前の方にずらしていると


「ふっ……」


息を抜くように笑う政宗の声



「俺を感じたいのか?」


「うん」

「今日はずいぶんと素直だな」

「だって……」



政宗に見つめられているだけなのに嬉しくて、身体が震えてきちゃう


さっきまでの不安も嘘のように消えてしまっている。
政宗といるだけで不安がなくなっていく
(単純すぎるかな?)


「そういえば」

「うん?」

「政宗はどうして?」

「何がだ?」

「あの時間に?」


夜もかなり遅い時間だったのに


「なんでだと思う?」

「えっ……」



口角だけ上げて笑っているように見えるけど
瞳はものすごく真剣で、私はその瞳から目をそらせないでいた。



「愛香が俺を求めてると思ったんだよ」

「え……」


頬から唇にかけてなぞるように動く指
瞳は妖しく色香を放っている

そんな政宗を見ただけで、分かり易いくらいに私の頬は熱を持ってしまう。


「俺が居ない所で泣くんじゃねーよ」


全体重を私にかけて力強く抱きしめてくれる。
政宗への想いが溢れてだして止まらないよ


背中に回していた腕に力を込めて抱き返す。


「離れたくないよ」

「手放す気はない」

「んっ……」


重なっていく唇
何度も何度も唇を重ねても物足りなくて、
舌を絡ませても満足出来ない


「もっと……愛して」


普段なら恥ずかしくて言えない言葉が出てしまう。



「覚悟しろよ……」


「アンっ……」



耳を甘噛みされ、囁かれただけなのに
軽くイったようにまばゆい光りが私を包み込んでいくみたい……
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