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イケメン戦国◇甘い囁き◇R18

第7章 「さん」付けの代償/徳川家康(夢主side)


「……俺以外の男に簡単に触れさせて」

「……っ」
 

家康が怒っているのが分かったから
身体を離そうとしたのに逆に力を込めて抱きしめられてしまった。



「……わかってるよね?」

「う、うん……」



顎に手をかけ、顔を上げさせられた私の瞳には憮然としている家康の顔
でも、その瞳は熱くゆらめいている



「……分かってない。愛香に触れていいのは俺だけ……」


「んっ……」


激しく唇を吸われてしまい息が苦しい
こんなにも激しいキスをしてくる家康に戸惑いはあるけど__




求められている事が嬉しくて、一生懸命に応える



いつもより濃厚で激しいキス
そんなキスを交わしていると、頭の芯が甘く痺れてきてしまう



「んっ……」



気持ちが高ぶれば高ぶるほど、背中にしがみつく指に力が入ってしまう

それとは逆に足に力が入らなくなってしまい
がくがくと震えだして、立っているだけで精一杯になっていく


「家康……っ」

「まだコレくらいじゃあ……わからないよね?」



充分すぎるくらい分かったよ
言葉にして伝えようとするけど



「アンっ……」



ゆっくりと押し倒されて、首すじに鋭い痛みがはしった。
私に与えられた痛みが、家康の想いを伝えていると思うと__


その痛みでさえ愛おしくてたまらない








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