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イケメン戦国◇甘い囁き◇R18

第7章 「さん」付けの代償/徳川家康(夢主side)


「えっと……あ、あのっ! 政宗にっ」

「政宗?」

私の言葉を遮り、眉間にしわを寄せている家康さん。

「ふーん……政宗さんのことは政宗って言うんだ」

「あ……!」

「俺、前に言ったよね?」

「……はい」

「さん付けは止めてって」





つい、家康の事を「家康さん」って言っちゃったんだ。

(さん付けしないように言われたのは、つい最近で……恥ずかしいし、慣れないし。
だから、意識していないとつい「さん」付けしちゃうんだよね)



「別に気にしないけど」

「なーんだ?やきもちか? 見苦しいぞ」

「政宗さんは関係ないでしょ
……妬いてないし」

「ほう?」


そっぽをむく家康の顔を覗き込む政宗
家康は一瞬だけ私の顔を見ると


「政宗さんと仲良くしてれば」


冷たく言い放つと台所を出て行ってしまった。



「ちょっと待って!!」


政宗との事を誤解されたままなんてイヤだよ


慌てて家康を追いかける。










「ったく……素直じゃねーな」

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