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イケメン戦国◇甘い囁き◇R18

第48章 ピックアップ御礼作品【月夜に抱かれて】/幸村


「幸村は……ずるいよ」

「あ……?なにがだよ」

「……急に格好良くなってさ」

「はあ?お前なに言ってんの?」


呆れたような笑いをこぼすけど、瞳は凄く真剣で幸村の実直な性格があらわれている。

そんなあなたが私は大好き───





「ねえ、幸村」

「なんだよ」

「……信じているから」
(浮気なんて絶対にしないでよ)

「おう!俺を信じろ。俺は絶対にお前を泣かさねーから……つ!」



幸村の言葉が嬉しくなった私は胸ぐらを掴んでキスをする。


「おまっ……!」

「えへへ」

「えへへじゃねーよ。どうせ口付けをするならもっと艶っぽくしろよ」

「なに……文句あるの?」



せっかく私からキスしてあげたのに、なんでダメ出しをされなくっちゃならないのよ。



「歯を当てるなよ」


あら?
勢いがよくて歯が当たっちゃった?
(恥ずかしいんだけど)



「口付けつーのはこうやるんだよ」

「んっ……」



頭を引き寄せられて唇が重なっていく。

優しく丁寧なキスとは言えない荒々しいキスだけど、そんな幸村のキスが私は大好き。

だから、私は幸村の首に腕をまわしてキスを受け止めていくの。



もっと私にキスして───
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