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イケメン戦国◇甘い囁き◇R18

第45章 ピックアップ御礼作品【月夜に抱かれて】/家康


「……い、家康……?」

「……黙って」


あごに指をかけて上を向かせ顔を近づけていくと、ゆっくりと瞼を閉じる愛香。

柔らかい唇の感触に全身が震えてくる。

軽く触れては離し、また触れる。

離れるたびに愛香の唇が少しずつ開いてくるから、俺は舌を滑り込ませて深い口吻をしていく。


「ん……んんっ……」



いつもならこれ以上は進まない。

でも、今夜の俺は自分に素直になりたい。

愛香に惚れているのは事実だし、愛香を抱きたい、愛したい___


後頭部に手を添えてゆっくりと押し倒す。

重なった体の部分がほんのりと熱を帯びていく。
その心地良さは言葉でなんか伝えられないくらい。

その熱をもっと感じたくて着物を乱していく。そんな俺の動きを封じようとして愛香の指が添えられた。


「……嫌なの?」


愛香が嫌がるならやめるよ。


「そ……そうじゃ……ないけど……」

「……ないけど?」

「う……
(そんな熱っぽい瞳で見つめられたら呼吸困難をおこしそう)
恥ずかしくて……」

「目を閉じてていいから……黙って俺に愛されてよ」

「え……でも……」

「黙って……」


唇を重ねて言葉を塞ぐ。
恥ずかしがる愛香も可愛いいけど、今は俺に愛される愛香の声が聴きたい。



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