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イケメン戦国◇甘い囁き◇R18

第45章 ピックアップ御礼作品【月夜に抱かれて】/家康


月明かりの下、一糸纏わぬ姿になった私は一心に家康に愛されていた。

愛されすぎて頭は惚けて何にも考えられない。

肌はほんのりと染まり、首筋や胸の膨らみには家康の愛の証が花のように散らされている。

耳を愛されれば吐息を洩らし、胸を愛されれば体を跳ね上がらせて応えてしまう。

潤った蜜壷からは蜜が溢れだして、家康の指を濡らしている。

家康に愛される悦びに身を任せている自分が愛おしい。
私を愛してくれている家康が愛おしい。

嬉しくて、幸せすぎて涙がとまらない。

そんな私の涙を家康の唇が拭ってくれる。

言葉では伝えきれないかも知れないけど、でもそれでも私は伝えたい。



「家康……」

「……なに?」

「好き__家康とこうしていられるなんて幸せだよ」

「……本当に……もう」

「ん?」

「あんたって厄介な生き物」



小さな声で呟く家康の耳が紅く染まっている。
もしかして照れてる?



「厄介だから__俺が傍で面倒を見てあげるから、俺から離れないで」

「うん……ずっと一緒にいようね」





好きだよ、愛してる

そんな言葉よりも嬉しくなってしまう家康らしい愛の言葉。




繋がった部分が一気に熱を帯びて、私は家康に抱かれている悦びに浸っていた。










【家康】終
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