第43章 愛の毒/徳川家康
家康の冷たい手が愛香の体をまさぐっていく
そのたびに歓喜に震え体が反応しはじめる。
胸を揉めば胸が揺れ
腰に触れれば腰がうねり
太股を撫で上げられれば痙攣しているかのように動く
愛香の反応を愉しむかのように、家康は愛香に触れていく
それでいいんだよ、愛香……
俺だけに反応してくれれば
世俗すべての煩わしさから俺が解き放ってあげる
オレダケヲミテ
オレダケヲカンジテ
恍惚とした瞳の奥は暗く淀んでいる
愛香を愛するあまり壊れていく家康
それは誰も気付かない
愛されている愛香は、無償の愛だと思い込んでいるから
それにしてもこの薬は良く効いてる
家康の懐にある薬
これは解毒薬ではない
愛香の体の毒は抜けているのだから
家康が与えていたのは愛香を支配するための薬
その薬の効果で愛香は、体が動かないと思い込んでいるだけ
すべては愛香を自分の物にするため
「俺が触れているのわかる?」
「ぁ……んっ……わかる……よ……もっと、触れて……」
自由に体が動く事に気付かない愛香は、家康を抱きしめているのもわからない
背中に爪をたて、家康を求める
その痛みが家康を更に煽っていく
男根が秘豆を刺激し、蜜が溢れかえっている
自分の手技によって乱れ、喘ぐ愛香を満足気に愛でる家康の口角が醜く歪んでいく