第4章 嫉妬/織田信長(信長side)
「んっ……あっ……信長……さまっ……んはっ!」
蜜壷の中では蜜が溢れかえっていて、今すぐにでも達するようだが__
その指を抜くと
「やんっ……!!」
恨めしそうに俺を睨む愛香
この俺に刃向かう気か?
「まだ駄目だ」
「え?」
愛液で濡れた指を愛香に見せ付けるかのように舐めとる。
惚けたように俺を見つめてくるが、まだ足らない
もっと、俺を求めろ。
突起の皮を捲り、敏感になっている部分に舌を這わせ、蜜壷に指を挿入して動かし始めてやると
「んっ……ふぁあー……」
甘い吐息が洩れだし、先程よりも強く
俺の指を咥えこんでいく。
「アッ……んっ! ンンッ!……いっ……!?」
またも寸前で指も舌の愛撫を止める。
それを何度なく、繰り返していると
白く粘り気のある愛液は、透明な愛液と変わっていく。
「信長様っ……」
達する寸前で行為をやめられた愛香の瞳からは涙が溢れている
「信長様の意地悪っ……どうして?」
「愛香に触れていいのは俺だけだ」
「え……?」
「他の男の匂いなぞ付けてくるな」
言葉にして初めて気付く
その感情が何かは知らん。
ただ、面白くないのだ。
俺がいるのに、俺以外のモノに興味を持つ事も、俺以外の匂いを付ける事もだ。
(光秀のことだから、愛香が俺の所に来るのが分かって、わざと匂いをつけたのであろう)