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イケメン戦国◇甘い囁き◇R18

第29章 本気で惚れてるからこそ/豊臣秀吉(秀吉side)


「ちょっ……ちょっと待て、愛香!!」

「秀吉がっ……わ、私を抱いて……抱いてくれない理由は何なの?!」

俺の言葉が届いていないのか?

「わ、私に魅力がないんなら努力するからっ!胸の大きい子が好きなら頑張って大きくするからっ!!」

「ちょっと待てって」

「秀吉が『いんぽ』なら一緒に治そう?私に出来る事があるなら何でもするからっ!!」

「愛香!!」

「私は秀吉が好きなの!!秀吉と1つになりたいのっ!!」

「愛香っ!!」


興奮する愛香を力の限り強く抱きしめる。


少しでも落ち着くように愛香の髪を撫でていると
泣き声がやんできた。



「少しは落ちついてきたか?」

「……うん」


「まったく……どこをどう勘違いして愛香に魅力が無いとか、俺が『いんぽ』だとかっていう話しになるんだよ……って?__『いんぽ』?!」

「……違うの?」

「誰がそんな嘘を愛香に教えたんだよっ!!」

「……政宗っ」

「あんの野郎!! ぶった斬ってやる!!」


何をどうやって俺が『いんぽ』ってなるんだよ
政宗のヤツ、覚えてろよな!!

それにしても

「愛香……悪かったな」


俺がはっきりとしなかったせいでお前を不安にさせちまった。

「お前を不安にさせちまって__
俺が男としてしっかりとしなかったからな」


男として最低だな

でも、これで俺も覚悟を決めた



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