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イケメン戦国◇甘い囁き◇R18

第27章 政宗VS照月/伊達政宗(政宗side)


『ちっ! しょうがないから今回は引いてあげるよ。
覚えてろよ!!』


おしっ!!
勝った!!


照月が退くのを見届けた俺は、心の中で拳を握りしめた。(絶対に愛香には知られたくない)




「もうっ……政宗ったら大人気ないよ」

「いーんだよ。ご主人様の場所を取る悪い子にはお仕置きが必要だ」


膝の上に頭を乗せると愛香の細い指が、俺の髪を梳くいあげてくる。


「くすっ……可愛い(まるで子供みたいにむきになって)」

「はあ? 何を言ってるんだ?
格好いいの間違いだろ?」

「いまの政宗は可愛いだよ」


この俺が可愛いだと?
格好いい俺を見せてやるよ



「愛香」

「なぁに?」

「おかえりの口付けは?」


愛香の瞳を熱く見つめているのが自分でも分かる。
愛香に触れたくて、疼くのを止める気もないしな。


「……っ(急に大人の顔をしないでよ)」


躊躇いがちに俺の額に口付けをしてくる愛香の顔は、ほんのりと紅くて妙な色気を放っている。




「そこじゃないだろ__此処だ」


愛香の指をとり、ゆっくりと俺の唇をなぞらせる。


「っ……」


微かに動く唇にゆっくりと重ね、愛香の唇の感触を味わっていく
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