第3章 嫉妬/織田信長(夢主side)
「ソレを着てみせろ」
「わかりました」
ドレスを持って立ち上がると
腕を引っ張っられて、信長様の膝に着地してしまった。
「どこへ行くつもりだ?」
「? 着替えてきますよ」
「俺の目の前で着替えろ」
「え?」
………ええーっ?!
「冗談……ですよね?」
「俺が冗談とやらを言う男だと思うか?」
真顔な信長様を見れば分かる
というよりも知っていますよ……
信長様は冗談を言わない、いつでも本心を口にするから
(たまに分かり難い本心を口にするけど)
「でもっ……」
「早くしろ」
信長様の言葉に従わなくちゃいけないのは
分かっているよ
でも!
恥ずかしいよー……
まだ、明るいんだよ?!
着替えるって脱がないと着替えられないんだよ?!
(この時代にきてからはブラジャーしてないし……パンツだって履いてないんだから
まあ、腰巻きを巻いているけど)
「早く着て、俺を愉しませろ」
「うっ……」
泣きそうになるくらいに恥ずかしい私と目を細めて意地悪そうに微笑む信長様との温度差
これは逃げ場はないと悟った私は、意を決して立ち上がり……
「分かっているとは思うが……」
「はい?」
・・・・・・
「俺の目の前で__だぞ?」
うっ……
背中を向けてきがえようとしたの
バレてる……