第18章 ワカメ酒/上杉謙信陣営
酒を吞みほしたあとの舌は、そのまま熱を帯びた突起や蜜壷を荒らし
「ふあっ…あっ……んっんっ……」
酔いのまわった愛香は、無心になって謙信の愛撫を受け続けている。
「(これ以上、見ているだけは限界だな。
しかし、謙信もなかなかやるな)」
色香を放ち喘ぐ女を前にして黙って見ているほど子供じゃない信玄は、愛香の唇を奪う。
「(え……? キスされてる……?)」
薄目を開けてみると、熱を帯びた瞳が愛香を射抜く。信玄にキスをされている__
興奮した体は更に興奮を覚え、信玄の舌の動きに付いていく。
愛香が受け入れたのを確認すると、大きな手が胸を包みその弾力を堪能しはじめる。
「んっんっ……!」
声を出したいのに唇を塞がれていては声もだせず、息苦しさから鼻と僅かに空いた口から息をするものの頭の芯が惚けてしまう。
「(すまない、愛香さん)」
謙信と信玄に愛されている愛香に理性の紐が切れた佐助は、拘束されている手首を自由にすると猛々しい男根を愛香に握らせ、上下に動かしはじめた。
「(え? 佐助……くん?)」
もはや何がどうなっているのか分からない。
でも、自分を求めている佐助に気持ち良くなってもらいたい。その一心で右手を一生懸命に動かす。
「っ……愛香…さんっ……気持ち…ハァ……いいよ」
喘ぐ佐助の声に頭が痺れてしまう。
「(佐助くんが感じてくれてる……
幸は?)」
ぼんやりとする視界で捉えた幸村は、頬を紅葉させ愛香を見つめていた。
「……幸も……来て」
声にならない声で幸村を呼ぶ