第2章 嵐の夜のおあずけ/伊達政宗(政宗side)
何度も何度も唇を重ねても物足りねー
「舌をだせよ」
「ん……」
舌を絡め、吸っても満足出来ない
気持ちだけが先走る
挙げ句の果てには「もっと……愛して」なんて可愛い事まで言いやがるとは
気が狂いそうになるぜ。
その証拠に俺の男根は、ビンビンに反り返り
早く愛香の中に入りたいと主張していやがる。
柔らかな耳タブを甘噛みしながら
「覚悟しろよ……」
「ふっ……っ!」
身体を反らし、一瞬痙攣する
「イったのかよ」
「……」
ん?
反応がない?
頬を撫でるが
「すーすー……」
寝息をたてていやがるだと?!
ウソだろ?
たかが耳を甘噛みして
囁やいたただけだぞ?!
それだけで軽くイって意識を手放したのかよ
「はあー……」
一気に身体の力が抜けて愛香の身体に覆い被さる。
幸せそうに寝ている愛香の顔を見ていたら、怒る気にもなれず
「しかたねーか」
鼻を摘まんでやると
「政宗……好き……だよ」
「ふっ……寝言かよ」
寝ている愛香を起こすのはやめて、ギュッと抱きしめる。
それにしても、俺の下半身は諦めきれないようで……いつまでもおっ勃ってやがる。
「起きたら覚悟しておけよ」
唇を啄むようにキスをする
(余計に抱きたくなったぜ)