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青春あやまち論 【黒子のバスケ】

第9章 私も行く



どうしよう…。すっごく嬉しい。

嬉しすぎて私は、貰った皆とお揃いのジャージをギュウッと抱きしめた。


「皆、ありがとう。すっごく嬉しい」

「うん!私も嬉しい、よ…」

「おい、さつき!?何で泣いてんだ!?」

「だっでぇー」


隣のさっちゃんを見ると、嬉しさのあまり号泣していた。

それにつられて私も目に涙が浮かんでくる。


「あ、藍川!?お前まで何故泣くのだよ!?」

「えー?二人ともどっか痛いのー?」


真ちゃんとあっくんは大ちゃんのように慌てふためく。

確かに状況を知らない周囲から見れば、一軍メンバーが寄って集ってマネージャーを泣かせているようにしか見えないだろう。

それでも嬉しすぎて涙は止まらない。


「今日貰ったお返しの中で一番嬉しい…」

「わだじもー」

「藍ちんも桃ちんも泣きすぎだしー」


皆のマネージャーで良かった、と本当に心の底から思った。

私とさっちゃんの言葉を聞いて安心したのか、皆はホッと安堵の息をつき、私たちを笑いながら見ていた。

それから私とさっちゃんは昼休みが終わる直前まで嬉しさのあまりに泣き続けた。

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