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青春あやまち論 【黒子のバスケ】

第7章 そういうことだったのね



その後も試合は帝光が大きく相手を引き離したまま進んでいく。

しかし、


「うーん…なんというか…」


テツ君のミスが多すぎる。

確かに、一軍の彼らと合わせたのは今日が初めてだ。と言ってもここまでかみ合わないものか。まだ、テツ君の緊張がとれないのか。それとも初めての経験に他の四人が戸惑っているのか。

そして、テツ君のミスがあったとはいえ、試合は81-50で帝光の勝利に終わった。





体育館の外に出て、私は征十郎と一緒にお昼をとっていた。

ちなみに大ちゃんは料理が壊滅的に出来ないさっちゃんの手作りお弁当にげんなりした顔をし、コンビニへ向かった。


「初陣だったとは言え散々だったな、午前中の彼は。流石にあれではコーチの失望も大きい。午後には使ってもらえない可能性も…」


私がさっさとお弁当も食べ終え先程の試合のスコアをまとめ終わると、征十郎がテツ君について話し出した。


「やはり俺の見込み違いだったか…?華澄はどう思う?」


征十郎の言葉に耳を傾けながら、イチゴオレを飲んでいると、彼は私に意見を求める。

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