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青春あやまち論 【黒子のバスケ】

第27章 逃げない



私は顔をあげ、しっかりと父と母の姿を捉えて言った。


「私は…洛山へ行かなきゃいけないの。…私にできるのはこれくらいだから」


逃げない。という意志が伝わるように言った。

すると、二人は顔を見合わせて、少しだけ考え込んで答える。


「わかった。華澄がそう言うのならば好きにしなさい」

「…何かあったらすぐに言うのよ?」

「…うん。ありがとう」


私は二人に深々と頭を下げた。


…心配かけてごめんなさい。

それでも私はやらなければならないの。

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